ひどい腰痛を治す-マークの声

今、何を感じていますか? 貴方の身体は、何を伝えていますか?

・・・頭で考えては、いけない!

私は、ひどい腰痛と背骨のねじれを治してもらおうと、牧子先生のところに通い始めました。ヒーラーとしての素晴らしい才能を持つ牧子先生の処置のお陰で、ひどい痛みはすぐに治まりました。でも、それで終わりではありませんでした。本当の自分を発見するプロセスは、むしろそこからが本番だったのです。その後もセッションを続けると、宿題が出されるようになりました。エクササイズ、瞑想、食生活の改善、食事や感情の記録などを、毎日、自分で行うのです。これを始めると、セッションをただ受けにいくのではなく、自分で取り組むという姿勢に変わりました。誰かに治してもらう、何かをしてもらうのではなく、自分自身を健康にするために、積極的に行動するようになったのです。

牧子先生からは常に、「何を感じるか」「身体は何を伝えているのか」と問われます。西洋医学・代替医療を問わず、医者や療法士にこんな質問をされたことはありません。

「何を感じるか」なんて、簡単な質問に思えますが、私は答えることが出来ませんでした。その答えを探る中で、私はそれまで、自分の身体に起こる様々な感覚を、ほとんど感じてこなかったことに気が付きました。また、自分の考え、感情、身体の感覚を全て切り離し、何の関連も無い別のものとして経験していたことにも気が付きました。でも実は、この三つはセットになっているのです。何か考えを持てば、必ず感情と身体の感覚も起こるという具合に、同時に起こるのです。言葉で説明しようとすると、順番に一つずつのことしか話せませんが。

考え、感情、身体の感覚が、全て同時に起こっていることを感じ取り、それが互いにどう関連しているのかを追求しなければ、「何を感じるか」という牧子先生の質問に答えることは出来ません。過去の経験を思い出したり、何か動作を行ったり、動作を止めた時も同じです。そして、この関連を探ることで、「身体が何を伝えているのか」という二番目の質問の答えが見えてきます。

私の場合、身体の感覚は腰痛と上半身のねじれ、感情は不安と怒り。これがどう関連しているのかを追求したのです。腰痛は慢性化していたため、組織の一時的な損傷が原因でないことは分かっていました。過去の事故の後遺症だから仕方が無いと、ずっと自分自身に言い聞かせてきましたが、疑問は晴れないままでした。でも、感覚と感情を追求することによって、真実が見えてきました。腰痛が続くのは、私自身がその痛みを感じることを恐れ、逃げていたことが原因だと分かったのです。その怖さから、不快感に向き合うのを避けようと、常に身体をねじっていたのです。真実に向き合いたくないという心の葛藤によって、私は大切なことから目をそらせていました。それを、自分の姿勢と痛みが伝えていたのです。

本当の自分を発見するプロセスをタマネギに例えるなら、腰痛を通して得たこの経験は、一番外側の薄い皮をむいたようなものです。今でも私は、タマネギの中心にある「自分の真理」に向かって、一枚ずつ皮をはがしているところです。「何を感じるか」「身体が何を伝えているか」と問うことで見えてくる、目をそらしたくなるような答えをしっかりと受け入れながら、自分自身の変化の道のりを、楽しみながら進んでいます。

– マーク